お問合せが急増している「中小企業緊急雇用安定助成金」。 この助成金はもともとあった「雇用調整助成金」を中小企業向けに要件を緩和、拡充して12月1日に新設されたものです。
申請にあたって、具体的なチェックポイントをご案内します。
もっと具体的に話をききたい、手続代行を依頼したいという企業様は、御相談をお受けしております。(事前予約をお願いしております。)
雇用調整、整理解雇、その他の注意点についてもトータルで企業対応をサポートいたします。
ご予約受付電話 045-549-1071
書式ダウンロードは、栃木労働局HPからWORDでダウンロードできるようになりましたので、書式をご希望の方は、下記をクリックしてください。
http://www.tochigi-roudou.go.jp/yoshiki/taisaku/kotyokinyoshiki.html
① 要件が緩和される前は、雇用量の要件(人が増えていないこと)というのがあって、使いにくい助成金でしたが、この要件は撤廃されたため、かなり多くの企業が利用できるようになるでしょう。助成率もUPしています。
② 受給額については実際に支払った休業手当の額に対して計算するのではありません。
12月末に、急きょ、計算方法が変更になっていますので、注意が必要です。
平均賃金(前年確定労働保険料から算出) × 休業労使協定に定めた手当率 × 4/5(1/2)
なお、休業、出向の場合は1人1日当たり 雇用保険基本手当日額の最高額7730円が上限となります。
※支給限度日数:3年間で200日(雇用調整助成金は150日)が支給限度となります。ただし、1対象期間につき対象者数×100日が限度です。(その後は1年以上クーリング期間を置いたあと、残日数分まで受給できます)
③ 休業前にハローワークで認定を受けなければなりません。認定を受けずに休業しても助成金対象になりませんので注意が必要です。また、窓口が大変込み合っていますので、事前に予約などの問い合わせをするといいでしょう。余裕をもって決まったら、早めに相談がポイントです。初回は2週間前までを目安に。
④ 労使協定が必ず必要です。休業の労使協定の休業手当率が助成金の計算に使われます。
しっかり協定を交わしましょう。そのときは、1か月ごとの協定書でOKです。
(POINT :以前より、計算方法が変わったことで、労使協定がとても重要になっています!)
⑤ 休業は延べで1/20以上でなければ助成金の対象になりません。(あまり小規模なものは助成金対象に扱わないのです)←ただし、この要件は撤廃される可能性があります(2009.1.22速報)
たとえば、その月の労働日が21日であれば、全員が2日休業するなら対象ですが、1日だと対象外です。
半分ずつ労働者を交代で休業させる場合は、人数と休業日数で考えますので、2日ずつならOKということになります。この要件は撤廃される場合、適用時期がいつからかは現段階では未定です。(2009.1.22速報)
⑥ 解雇のあった企業でも利用可能です。ただし、あらかじめ、解雇・退職が決まっている人は助成の対象外です。雇用維持のための助成金です。
投稿者 横浜市 社会保険労務士法人エール | 港北区・新横浜の社労士がマイナンバー対応&労務問題解決 :2009年1月15日