元請けによる下請けへの指導とは?

Q. 元請けによる下請けへの指導とは?

元請け企業が下請け企業の保険加入指導を行うのはなぜでしょうか。元請け企業は重層化している下請け企業をどこまで、どのように指導することになりますか?

 

A. 「建設労働者の雇用の改善等に関する法律」では、下請け企業の建設労働者の福利厚生などの適正な管理について、元請け企業に助言、指導などを行う努力義務がある

 
 「建設労働者の雇用の改善等に関する法律」では、下請け企業の建設労働者の福利厚生などの適正な管理について、元請け企業に助言、指導などを行う努力義務が課されています。
 
元請けは請け負った工事全般について、下請けよりも広い権限や責任を持っています。元請けが発注者との間で行う請負価格、工期の決定などは下請けの経営にも大きな影響を与るため、一方で下請けの企業体質の改善についても、元請けの責任が求められているのです。2012年7月4日に国土交通省から出された「社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン」には、元請け企業と直接の契約関係にある者に限らず、元請けが請け負う建設工事に従事するすべての下請けが指導の対象とされています。施工体制台帳や再下請負通知書、作業員名簿には、社会保険の加入状況の記載欄が追加されました。元請けはこれを確認し、指導を行うこととされています。許可行政庁による本店や営業所、工事現場の立ち入り検査では、元請けが未加入の下請けを適切に指導しているかどうかのチェックが行われます。現在のところ、未加入企業との下請け契約を禁止する法令の規定はありませんが、遅くとも2017年度以降は、社会保険未加入の企業は不良不適格業者とされ、「下請け企業として選定しない取り扱いとすべき」とされています。
 

建設業社会保険未加入対策相談室(横浜・神奈川・東京) :2013年2月 3日

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