鎌倉です。
オリンピック・パラリンピックの開催まで2ヶ月を切り、ワクチン接種の準備が進んでいます。
私の家族も、(公務員なのですが) 全く違う業務から、
先月突然ワクチン接種会場をまわす責任者になり、休日も、あちこちの現場に出勤するようになりました。
分厚いマニュアルが前日に更新されたり、会場で初めてのメンバーと、
どこに何があるかから確認するところから始まって、
その日のチームでクレーム対応もしつつ、回しているようです。
私にはワクチン接種体制についてどういう形が良いか悪いかは分かりません。
試行錯誤して進める段階なのかどうかもわかりません。
でも、よせ集めのチームを、日々、その都度回すのは大変そうです。
それは、一人ひとりの能力の問題ではなくて、人を集めても、
チームとして機能するには、通常は時間がかかるからです。
これは、職場でもよく起こっていることだと思います。
経験者を採用して配属しても、いきなり成果は上げられません。
では、早期に活躍してもらうためにどうしたらよいのかというと・・・
今、エールでチームビルディングを学ばせていただいている岩見先生がいつも仰っているのは、
「人」×「しくみ」×「関係性」です。
まず、その「人」の強みを把握し、どんな知識やスキルを持っているのかを知ることからです。
次に、共通の目標を持つことです。組織として機能する時に必要なのは「目標」です。
人はみんな違うので、共通目標がなければ、やることはバラバラになります。
だから、共通目標が必要になります。
共通目標が決まって、知識やスキルを持った「人」がいれば、効果的な「役割」を決めることができます。
そして、「目標」と「役割」が決まり、共通目標に向かうには、コミュニケーションが必要になります。
つまり「関係性」が大事になります。
そしてチームが機能するのには、マネジメントする必要があります。
「人」の多様性が広がれば広がるほど、マネジメントの難易度はさらに上がります。
しかし、人を集めれば何とかなるでしょ!と思われている。。。。そんなに簡単ではないですよね。
「ワクチン接種」は共通の「目標」も「役割」も明確なのですが、
それでも寄せ集めチームを直ちに機能させるのは簡単ではないでしょう。
「人」×「しくみ」×「関係性」、ちゃんと考えておきたいことです。
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