鎌倉です。
早くも春を超えて初夏の陽気も感じられ、事務所のモッコウバラが
いつもよりずっと早く咲きだして驚いています。季節のスピードを感
じながら、この1年を振り返り、コロナによって大きく変化した経営環
境とそこで働く人の意識や生活の大きな変化について、改めて考え
ています。コロナは法律よりもはるかに大きな変革を、組織に突き付
けています。
コロナの直接的な影響もそうですが、あたり前に会社にきて、
決まった時間仕事をする、という概念が変わったとき、組織は
改めて問われることになったと感じます。
「なぜこの組織は存在するのか」「どこを目指すのか」「何の
ためにここに集まっているのか?」・・・
会社というものが、今とても問われる中、逆に中小企業にはチャン
スかもしれません。経営者に理念と情熱があって、経営者がやろう
と思いさえすれば、大企業よりはるかに柔軟に、大きく舵を切るこ
とができるはずです。
だからこそ、どの企業ももう一度、原点に向き合う必要があって、
組織のOSをバージョンアップする必要があるのが今なんだと思います。
創業者の想いから生まれた組織、はじめにあった想い、その一歩が
あって、今につながっている。それをみんなの組織にすることをも
う一度問い直して、時代の流れをみて組織のOSを書き換える。大事
なことは、この激動の時代に明快な正解はないので、信じる力と、経
営陣のリーダーシップと、皆で試行錯誤していくことだと思います。
エールでは今、リーダーたちと変化に対応できるよう、リーダー全員
でマネジメントを一から勉強しています。
メンバーが、自ら内発的動機とチームワークで常に変化しながら新
しいものを生み出す前提として、一番初めに取り組んできるのは、
本気で話し合える関係性づくりです。コミュニケーションの質を上
げないと、本当の意見を戦わせることはできません。一人一人自分・
思いを語り、感情を共有し、価値観を互いによく知ることから。
そして会社の理念と個人理念を重ね合わせられたら、組織は強く大
きく動き出せると思うのです。
本気で組織をよくしたいと思う人、こういう会社にしたいという思
いがある人が、自分たちが乗り越えなければならない本質的な課題
について対話することが必要なんだと思います。
星の王子様の童話にあるように・・・・「ほんとうに大切なものは
目に見えない」。
中小企業を支える皆様、みなさんの組織でも対話を重ねてみませんか?
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