2020.02.01

心の“根っこ”、組織の“根っこ”  

鎌倉です。

先日、子供の小学校で 4年生の“1/2成人式” という行事があり、
参列してきました。

自分の時代にはなかった行事で、子供に念を押されてようやく行ったのですが、
ハッとさせられる気づきがあり、参加して本当に良かったと思いました。
プログラムの中に、「小学4年生の1年間を通じて成長したこと~10歳の自分が感じる思い」 という
一人ひとりの発表が子供たちからありました。

・・・ 「組体操ははじめ全然うまくいかなかったけど、
“ここはこうした方がいいよ” と声を掛け合うようになったら全体が
上手くいくようになってきて、お互い声かけることの大切さがわかった。
その経験で自分もそこから友達にも気がついたことを遠慮しないで言えるようになった。
これからも良いと思ったことはみんなに共有したい」

・・・ 「途中で失敗してケガしたとき、みんなに“大丈夫?頑張って!”と
声をかけてもらって、自分も誰かがミスしたときに“ドンマイ”と声をかけたり、
“ナイスプレー”と声をかけられるようになって、力がでた。
試合には負けたけど、順位より大事なことがあることがわかった。
どんなときでも積極的に周りに声をかけ、力を与えられる人になる」

・・・ 「学校は行きたくない日もあるけど、友達が休み時間に声をかけてくれて、
一緒に遊んだら、今日は学校に来れてよかったと思える。だからそういう声をかけられる人に、
つらい時に人の気持ちをわかってあげる人になりたい」

・・・ 「苦手なことは後回しにし、やってるフリをして、もっとやりたくなくなって周りに迷惑をかけた。
もっと早く相談すればよかったよと言われて独りよがりだったことに気づいた。
次から相談するようにしたらすごく早くできた。」

・・・ 「なりたくてもレギュラーになれなかった人もいた。選ばれたなら他の友達の分まで、最後までやり抜こうと思った。
責任を果たしたい、みんなから応援してもらえる人になりたいと思ったら、力以上のこともやりきれた」

子供たちの話す成長のひとつひとつに、人生で大切なこと、仕事や人と人との関わりの上で
大切な “根っこ” の部分がたくさん詰まっていました。この子供たちが、社会人として羽ばたく頃は、
日本の働き方も大きく変化しているかもしれませんが、どうかこの気づきを忘れずに、しなやかに、
たくましく育ってほしいと思います。

大人は多くの課題を抱えますが、心の根幹や原理原則は、きっとシンプルなものです。 
大切なことはみんな小学校までに学んでるのですよね。。。 
一人ひとりの成長や感情をもっと大切に考えられたなら、組織はもっと活性化するだろうと思います。
心も、組織も強くしなやかにいきたいですね!